Category Archives: 新築物件

真鍮のタオル掛け製作

某物件のタオル掛けやペーパーホルダーなどを
真鍮で造ります。

 

トイレのペーパーホルダーやタオル掛けは製作完了していましたが、
ようやく最後の玄関先にある手洗いのタオル掛けの図面を
描いて製作先に送り終えました。

 

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この写真はスチレンボードで作った検討模型です。
当初別の案もあったのですが、いろいろ考えて
この形になりました。

 

最近遅くまで仕事を頑張ってくれているホトちゃんにお礼として

このヘナヘナな模型をプレゼントします。

家で使ってください。

紙切れ一枚くらいなら掛けられると思います。

 

考え出し始めは、無限に形状を考えられると思っていましたが、
いろんな要素を蓄積していくと形状は絞られていくように
思いました。

 

製作してくださるのは、千sen金物さん。
実物は乞うご期待。

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2015年3月2日

まだまだ若いもんには負けん!久々の模型作成作業

今週末にとある物件のプレゼンテーションがあるので、なんとか模型を間に合わさなければなりません。
予定していたアルバイトの人が急遽来れなくなり、
他の業務でいっぱいいっぱいの
ホトちゃんだけではとても間に合いそうにないので、
久々に私も模型製作のお手伝いをさせていただきました。

 

昔はよく自分で建築模型を作りましたが、最近は時間がなく
スタッフや手馴れたアルバイトの人にお願いしていました。

 

最近の私はといえば、作ってくれた模型の出来栄えを見て、
ここもうちょっと何とかならんの?
などと偉そうに、文句を付けていました。。。

実に嫌な奴です。

 

 

今回は、2階建ての住宅の模型です。
2階建ての建物の模型で精神力を削られる
部分のひとつとして階段があります。

 

「よし!本当の階段というもの見せてやろう!」
とホトちゃんに啖呵を切りました。

 

全てのパーツの縮尺を合わせた精巧な模型ではない場合、
スチレンボードというものを切って組み立てます。
扱うボードの厚みによって実寸との誤差調整をしなくてはなりません。

 

まずはその作業を、私の精密な計算により迅速に処理します。
次は、その割り出した寸法の通りに
私の精密な動きによりボードを切ります。
そして最後は、切り出したパーツの組み立てです。
これも私の精密かつ繊細な手捌きで遂行します。

 

ようやく完成!
この階段を既に作り終えている建物の中に組み込みます。

 

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ホトちゃんが言いました。
「その階段寸法合わなかったらどうします?」
いたずらな笑みを浮かべて挑発的な奴です。

 

私は憎たらしいホトちゃんにはっきり言いました。
「この階段が納まらんかったら、階段以外の全てを壊して階段に合わせる。」と。
これが男の覚悟です。格好いい。

 

さあ階段を建物内に納めます。。。
見事に寸分違わず納まりました。

 

それを目の当たりにした、憎たらしいホトちゃんは言いました。
「恐れ入りました。。。」

 

まだまだ若いもんには負けん!
清清しく模型製作作業を終えました。

 

しかし、他の仕事が。。。
でも久しぶりに楽しかったです。

 

 

朝来市にて住宅プレゼン~その土地にあるべき姿~

昨晩、朝来市の住宅のプレゼンテーションを行いました。
約2週間前にお施主さんのご要望をヒアリングしました。

 

お施主さんの要望を聞いてプランに反映するということは当然のことですが、
ただその言葉をそのままプランに投影するのではなく、
その要望の真意を考えることが大切です。

 

今回の場合、
1階にリビングダイニングがあり、そこに全ての要素が集約すうような要望でした。
2階は主寝室や子供室などプライベートな室があるというイメージをもたれているようでした。
1階で大半のことをできるようにということで、クローゼットや物干し場なども1階に設けたいという内容もありました。

 

敷地の条件としては、3方道路に囲まれた広い土地です。
東西南を3方道路に囲まれているので、プライバシーが確保しにくい。
2階建ての家を建てると広い土地のほとんどが庭となり、
外構の維持管理が大変。

 

この地域の住宅は2階建てが一般的で、お施主さんも2階建てということが
固定観念としてありました。
しかし、要望をなんども頭で整理して、この土地でどのように住まうべきか
どのような建物であるべきか、いろいろとシミュレーションしながらプランを構築していくと、
ある住宅の姿が現れました。

 

DSC_0034 (2)

 

それは庭を囲むようにして建つ平屋の姿です。
中庭の北側の棟をパブリック棟に、南側の棟を水周りを含むプライベート棟に。
一番長く過ごすリビングダイニングがある北側のパブリック棟は中庭を介してある
南側の棟で道路面からの視線を遮ることができます。
北側にある棟ではありますが、日差しは中庭を介して十分に取り込みます。

 

DSC_0037のコピー

 

平屋は面積が大きくなるため、広い土地のスペースを大きく埋めます。
必要以上に広い外構を最小限の広さに絞ることができます。

 

2階へ上がるための階段や2階のトイレなどのスペースも省くことができます。

 

そしてなにより、1階での生活を重要に考えているということのすべてを叶えることができます。

 

平屋は同じ床面積の2階建てと比べて建築コストが掛かります。
それは屋根と基礎の大きさが、2階建てより大きくなるからです。

 

今回はそのコストの部分を全体の床面積の無駄を省き小さくすることと、
外構にかかる費用を軽減することで調整するように考えました。

 

建物とはそれぞれの土地によって必ず一様ではないし、
様々な姿が現れる要素を無数に含んでいます。

 

その中から唯一の答えを導くことができれば、
本当の建物のあり方が見えると考えています。

 

今回も熟考した甲斐があり、お施主さんに気に入っていただけたので、
実際に建築されるのが楽しみです。
素晴らしい住空間が生まれると確信しています。

 

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カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2015年2月24日

福祉相談所のロゴ・看板デザイン

今日事務所に封書が届きました。
養父市の社会福祉法人かるべの郷福祉会からでした。
新しく建った建物のロゴと看板をデザインさせていただいたお礼でした。

 

この建物は、約10ヶ月前に設計コンペを行った建物です。
設計事務所5社のプランのうち、1つが採用されるというものでした。

 

残念ながらグランデザインの案は採用されませんでしたが、
不思議と悔しさとかはなく清清しい気分でした。
それは、このプランを通して新しい建築空間の概念を見出せたからでした。
実現はしませんでしたが、あの建物ほんまえーよなーという声も周りの建築関係者からいただけたので、
とても満足です。
どこかでこの建築概念を取り入れる時がくると思います。

 

ザ・行灯
<グランデザインコンペ案 ザ・行灯>

 

本コンペで見事に採用されたのは、神戸の川添純一郎設計事務所さんです。
それに加えて、イレギュラーにグランデザインが提案したプランに描いていたロゴのみが採用されるということになったのです。
しかしながら違う設計事務所がロゴと看板のデザインをするというのは、水を差すようでとても申し訳ない気持ちでした。
それに建物の印象を損なわないようにというプレッシャーもあります。
ですが電話で川添さんとお話したところ快くロゴと看板を任せてくださいました。

 

先日、無事この建物もオープンしました。
とても素晴らしい建物です。
樹木が大きく白いフラットな屋根を支えているようです。
雪がよく降る地域なので、軒が深いというのはとてもいいです。
軒を持ち出すために樹木の枝のように見える方杖で支えられています。
高さと建物の幅のバランスもよくとてもキレイです。

 

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このキレイな建物に満足のいくロゴと看板を添えられて
嬉しく思います。

 
送られていた封書の中にパンフレットと記念品のボールペンがありました。
どちらにもデザインしたロゴと文字が記されてあります。
とても描き心地のよいボールペン。
このいただいたボールペンでまた新しいものを生み出せたらと思います。

 

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カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2015年2月20日