Category Archives: 新築物件

プレゼンテーションin神奈川

昨日は神奈川県にて住宅のプレゼンテーションでした。

 

そな前日に東京へ行き、少しの時間だけ建物を見て周りました。
まずは、隈さん設計のサニーヒルズ南青山へ。
檜の角材を立体的に組み上げた独特な衣装が目を引く建物です。
わたしの興味は外観というよりも中の空間です。どのような空間かを自分の身をおいて感じたいと思いました。

 

だんだん近づくにつれ期待が膨らみます。
もうこの辺りから見えるはずやけど。。。
それらしき建物が視線の奥に現れません。
と、横を向くと。。。
足場とメッシュシートに囲われた建物。
出たっ!このタイミングでメンテナンス中!

 

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でも、中には入ることはできました。
危ない危ない。

 

檜の繰り返しの意匠を用いながらも、整然とした印象を受けます。
格子以外はシンプルに繊細に納められているのがよく分かりました。
その中にダイナミックな格子が丁度よいバランスで躍動感を与えているように感じました。
とても気持ちのよい空間です。

 

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そこから歩いて1分ほどのところに、アルド・ロッシとモリス・アジミ設計の建物があります。
アルド・ロッシが日本をイメージしてデザインされたようです。
神社の色彩と一目で感じますが、日本人とは違うなと妙に関心してしまいました。
ギリギリ成立している色のバランスがとても危うくも面白いと思います。

 

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その後は、7年ぶりに会う友人と食事をし、お互いの近況と将来について話合いました。
志を持って行動している人と話すと刺激をもらえるので、とても貴重な時間です。

 

なかなか内容の濃い前日でしたが、メインはプレゼンテーション!

 

いただいたご要望からクラシックかつ広がりのある居住空間を提案させていただきました。
ご夫婦とも気に入っていただけたようで、ひとまずホッとしました。
これから打ち合わせを重ねて、少しずつ調整しながら進めて、素晴らしい建築となるよう尽力します。

 

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カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年4月25日

照明のありかた

明るさとは、人それぞれ感じ方が違います。

 

育ってきた環境、ライフスタイル、体質、好みなどなど、明るさを決定する要素はさまざまです。
個人的感覚なので、何が正解かということもありません。

 

ただ建築空間においては、正解というものが存在すると考えています。
お客さまの要望の空間に対して答えを出すのは設計士です。

 

ただ間取りを考えるだけではなく、その空間に最適なものを選択しまたは生み出し形にします。
照明というものも空間をつくるひとつの要素なので、とても重要なものです。

 

だから物件ごとに、毎回照明について深く考えます。
配置、照度、形状、光の広がり方。空間が違えば照明も変わるというのは必然的です。

 

それに加えて考えることは、シーンの切り替えです。
照明の回路を何通りかに分けておいて、点灯する部分を替えて好みのシーンを演出する。
若しくは、照明を調光して照度を調整する。

 

照明はとても重要な役割を果たします。
自分が過ごす空間を最適にするのは、照明計画をしっかり行う必要があるのです。

 

●グランデザインの照明計画事例

 

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<バルセロナ・ウサギカフェ>

遺跡のように深みのある照明計画。

 

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<グランデザインの事務所>

事務所としては暗いけど。。必要なところは明るい。そのほうが落ち着く。。。

 

 

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投 稿 日 : 2016年3月25日

ロゴを考える

店舗設計をさせていただくと、お店のロゴも一緒に提案させていただくことが多いです。

 

ロゴの作成は、建築設計とは違う思考で臨まなければなりません。

 

ロゴを考えるとき最も大切なのは、そのお店に対しての意味を宿せるかどうかです。

 

お店によってスタイルは当然異なるし、それぞれの想いもさまざまです。

 

そういったものをくみ取って、そしてそのお店に合うような形状を考えます。

 

建築と違って機能性というものが形状を決める要素にはならないので、
本当に意味と想いのみで形を生み出します。

 

それはとても苦しい作業です。
考えれば考えるほど深いところまで落ちていきます。
でも深いところまで潜って息苦しいまま生み出すのではなくて、
深いところで考えついたものを持って水面まで上がってくるまでに、
そぎ落とされ残った部分が答えという感じでしょうか。

 
<かるべの郷・居宅介護支援事業所のロゴ>
法人の5つの行動指針のとおり5つのパーツでできています。
5つの行動指針が合わさって心(ハート)のこもった事業となるという意味を持たせている。

かるべの郷ロゴ

<和縁デイサービスのロゴ>
法人名のとおり縁を大切にということを表現。
そしてこのデイサービスを中心に縁が繋がって幸せが広がっていくという意味を持たせている。

和縁デイサービスロゴ

<しあわせごはんのロゴ>
4、あわせ、5、半。
4+5/2=6.5
この6.5を組み合わせてロゴを作成。
言葉遊びのように、意味がわかるとなんか幸せな気持ちになるということから、
小さな幸せというものを暗喩している。

しあわせごはんロゴ

<中国菜群青のロゴ>
地球上の深層海流のルートをディフォルメしている。
地球を循環する海流のように、このお店が地球上の多くと繋がって、
大きな循環を生み出せるようにという意味を持たせている。
店内も深海をイメージしてデザインされている。

中国菜群青ロゴ

こうやって考え出したロゴが、
いろんなところで使われているのを見ると、
とても嬉しく、その意味のとおりになりますようにと思います。

 

皆さんもロゴを見るとき、どんな意味が隠されているのか考えてみてください。
そのお店のことをよりよく知るひとつの方法だと思います。

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年3月10日

建築模型から分かること

一般的に建築模型って見る機会ほぼないですよね。

 

建築しようと思わない限り、普段見るようなものではありません。
建築関係の会社のすべてが模型を提示してくれるわけではないので、
ほんとに見る機会は限られると思います。

 

建築しようとすると、建築会社がプランをしてくれて、通常は平面図と立面図で建物を表現してお客さんと話を進めていきます。
建築関係者でなければ、なかなか図面だけではイメージが沸かないという方が多いのではないでしょうか。
そこで登場するのが、模型や3Dパースです。

 

建物をより立体的に認識できて、自分の体を小さくしてその中を歩いているような感覚が味わえます。

 

図面とどの程度見え方が変わるかというと、こんな感じです。

 

ritsumen

<立面図>

 

gaikan01

<3Dパース>

 

sanda

<模型>

 

我々は毎日図面を描いて、見ながら過ごしているので、図面だけで立体的に把握しますが、
慣れてなければ、なかなか難しいと思います。

 

立面図は遠近感なく建物の面ごとに見えるものをすべて実際の寸法で描くので、奥にあるものも手前にあるものも同じ寸法基準で平面的に表現します。
だから実際はこのような見え方になることはありません。
その面に対して真っ直ぐに遠く離れるほどこのような見え方に近づいていきますが、そのとおりに見えることはありません。

 

特に複雑な形状の建物ほど、より立体的に把握しなければ、思っていたのと違うといったこともでてくるでしょう。
道路からの見え方や、光の入り方、立体的な居室のつながりなど、十分に理解してもらうために、模型はもっとも分かりやすいものです。

 

グランデザインでは新築工事ではすべて模型を作成します。
今から建てる建物のことをより深く知ってよりよい建築物を建てましょう。

 

mikiのコピー

 

hikoneのコピー

 

akouのコピー

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年2月19日