Category Archives: 新築物件

ありがたいお手紙

1ヶ月ほど前に住宅をお引渡ししたお施主様から本日お手紙が届きました。
過ごしやすいというお喜びの内容でした。

 

このお家は長期優良住宅の認定を受けました。

 

かなり前のブログですが、本当の長期優良住宅とは、「長く愛される続ける住宅である。」という記事を書きました。
物理的な規定だけでは、長く維持することはできない。
愛され続けてこそ、メンテナンスもするし、大切にされ長持ちするのだと思います。

 

いただいたお手紙に「大切に大切に住んでいこうと思います。」と書かれていました。

 

わざわざお手紙までいただいて本当に有難く、嬉しく思います。

 

現在設計中の物件も喜んで愛していただるよう頑張ります。

 

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カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年7月7日

建築デザインを考える①

建築デザインを構築するのに、皆それぞれの手法があると思います。
私の場合、特に店舗などのデザインを考えるとき、まずコンセプトを明確に決定します。

 

お店のジャンルやイメージはもちろん、そのお店にこのようになってほしいという思いを込めます。
このようになってほしいというのは、動詞、形容詞の類ですが、コンセプトにするのは決まって名詞です。

 

そして有機物がモチーフとなることが多いです。
ただそのモチーフが直接わかるようなデザインは装飾的で、私の考える建築デザインとは違います。
わかりやすく言うと、お花をモチーフにして、花とわかるものは装飾であり、建築デザインではないという考えです。
(私の尊敬するガウディとは少し違ったデザイン感ですが、彼の建築思想によってこの思考は構築されました。)

 

時には断片的に、時には比喩的に、表現を模索し全体構想を考えます。
モチーフとなるものは名刺であっても、それを見る人には、動詞や形容詞で伝わってほしいというのが、私の建築デザインというものに対する考えの基礎です。

 

ほとんどの場合、紙一枚で最終形まで進めていきます。
描き重ねて、重ねて、消し、描いて、徐々に形が定まっていきます。

 

1枚で描き直すので、モチーフとなるものが様相を変えて仕上がっていくプロセスは残すことができませんが、この方法が一番自分の中でストーリーをつくるのに適しています。

 

今回の店舗のファサードは、あるモチーフをもとに辿りつきました。
一見して元となるモチーフがわかる人はいないと思います。

 

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実際に形となり見る人がそれぞれ何かを感じてもらえれば幸いです。

 

モチーフは何かって?進行中のものは関係者以外には残念ながら言えません。
ひっぱっといて何やねん!
あっ、窓ガラスのところがワインボトルを寝かしたみたいですが、これはたまたまそうなっただけなので、
モチーフと全く関係ありません。。。

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年6月30日

建物の坪単価の考え方とプラン提案

昨日は、舞鶴市で計画中の美容院併用住宅のプレゼンテーションでした。

 

プランは、やはり予算に応じた形で提案しないと、絵に描いた餅になってしまいます。

 

建築予算に影響することは、いろいろありますが、一番大きなものは建物の面積です。

 

一般的に坪単価というものがありますが、坪数(面積)が大きくなると坪単価が一定の場合、総建築費用も大きくなります。
若しくは、予算が一定で、建物の坪数が大きくなると、坪単価が下がります。

 

坪単価が下がるということは、建物の仕様が下がるということです。

 

よく坪単価50万円で建てるとかありますが、あくまで目安であって決して安いという意味ではありません。
何が含まれているか、どのような仕様か、その坪単価である内容をしっかり確認する必要があります。
簡単にいえば坪単価50万円の仕様の家ということです。

 

本来の坪単価の意味とは最終的に、建築費用÷坪数(面積)がいくらなのかということです。
極端に言うと、建築費用2000万円で10坪のお家なら、坪単価は200万円のお家ということです。

 

予算の中で自分たちがどのような空間で、どのような生活もしくは仕事をしたいのかということを突き詰めて、
仕様を上げるために無駄な坪数を削る、若しくは仕様にメリハリをつけるなどして、満足のいく状態となったときに最終的に坪単価はいくらでしたというのが、純粋な坪単価です。

 

しかし、この純然たる方法は、建築に携わっていなければ全く見当もつかないため、
あえて坪単価○○万円という基準を設けて予算感を単純化して、認識をスムーズ化しています。

 

我々がプラン提案するときは、お客さんのこだわりや、やりたいことを踏まえてある程度の仕様を頭でイメージしながら、目標の坪数を決定します。
かといって坪数や仕様を客さんのイメージより逸脱して下げて考えると理想とかけ離れてしまうので、
ここが非常に難しいところです。

 

今回の美容院併用住宅は、そのバランスを考えたときに、坪数を抑え気味で計画する必要がありました。
そして坪数を抑えながら建物の容積を大きくしないということも同時に考えました。

 

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最終的に仕上がったプランは2階建ての容積と同じでありながら、3階建てという極限まで規模による建築費用を抑えたものとなっています。

 

だからといって空間の魅力を損なうような妥協は一切していません。
この容量でこのプラン以上はないのではないかという自信さえもてます。

 

気になるプレゼンテーションの結果は・・・。
有難くも大変気に入っていただけました!

 

苦しみながら3週間考えたものが、お客さんに伝わったことがとても嬉しく思います。

 

まだまだ始まったばかり、満足いくような美容院と住宅になるよう頑張ります。

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年6月14日

建築!圧倒的建築!

最近になってようやく漫画カイジの内容を知りました。
ただの賭博マンガかと思っていましたが、心理、戦略、意思、人間の様相を極限の状態で描くマンガであることが分かりハマってしまいました。

 

絵の描写も独特で、優れた表現力で描かれているのも魅力です。

 

心模様を効果音として視覚化、聴覚化することも素晴らしいのですが、

何よりナレーションの言い回しが最高です。

 

復唱して状態を表現することが多いのですが、それがまたシンプルで直接的。

 

例えば、「懇願!圧倒的懇願!」のように、極限の状態で懇願することを、復唱しながらも2唱目に圧倒的という形容動詞を用いることで、よりその言葉の意味を強調する。

 

素晴らしい手法です。

 

明日は、住宅のプレゼンテーションです。

 

お施主さんの心に響くかどうか、毎度楽しみと不安が入り混じります。

 

お施主さんから「何!?これは!!建築!圧倒的建築!」という心の声が聞こえるよう挑みます。

 

模型にカイジ的な自画像とスタッフの顔を盛り込んでみました。

 

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さあ!どうなる明日!?

 

 

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2016年5月28日