引き続きコインブラ。
数時間の滞在でしたが、非常に落ち着けました。
<コインブラ大学>
すごく緩やかなヨーロッパの日常の中に身を浸すことができました。
今、日本で振り返りながら書いていると、行った時よりも良い所だったと感じます。
<コインブラ大学の休憩スペース>
最近、春の匂いがします。
外を歩くと春の空気の香りがします。
とても幸せな気分になります。
この前も駅で電車を待っていると、どこからか懐かしい匂いがしました。
思い出して見ますが、なかなか思い出せません。
あと少しのところまで思い出しているように思うのですが、最後のひと絞りが出てきません。
ようやく思い出すと、スペインにいた時の洗濯洗剤の匂いでした。
まず日本にはない、独特な匂いです。
匂いによる記憶というのが、一番鮮明に、一番臨場感溢れるものだと思います。
目をつぶると、周りにその時の情景に包まれます。
<旧カテドラルの中庭>
これまた駅のホームでの話ですが、この写真コインブラの駅の写真です。
微妙な違和感を感じていました。
<コインブラ駅>
意外なものがグローバルです・・・。
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Category Archives: ポルトガル旅行
コインブラ 1 =Coimbra 1=
リスボンから列車に揺られてコインブラに到着しました。
ポルトガルにおいて、首都リスボン、ポルトに次いで、3番目に重要な都市です。
そして、1139年~1255年までは、ポルトガルの首都でした。
ここにはヨーロッパで最も古い大学、コインブラ大学(1290年設立)もあります。
大都市という感覚はなく、とても穏やかで落ち着いた雰囲気が漂う町でした。
昼食を適当に済ませて、路地を歩いてコインブラ大学を目指しました。
どのような大学なのでしょうか?
日本の最古の大学は京都市南区にある種智院大学というところだそうです。
創立は天長5年(828)です。
真言宗、弘法大師空海が開いた綜藝種智院に始まりました。
コインブラ大学よりもはるかに古いですね。
コインブラ大学に着きました。
ヨーロッパの大学という感じです。
中から一般の学生に混じって、魔法の勉強を終わった学生達も出てきました。
今日はなんの魔法を覚えたのでしょう?
わたしの想像はこうです。
黒いマントを着けた女学生のうちのひとりが、もうひとりに本音を言う魔法をかけました。
その本音を聞いた女学生は怒って、プンプンと先に行ってしまっている所です。
これを解決するためには、後ろの女学生は自分の言ったことを忘れさせる魔法を唱えなければなりません。
そして横にいる黒いスーツでサングラスの教官が時間を計りながら様子を見ているといった感じです。
みなさんも、想像してみてください。
想像することこそ、自分の思い通りの世界を造る魔法です!!
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ロカ岬 =Cabo da Roca=
ユーラシア大陸最西端のロカ岬にリスボンから足を伸ばしました。
ユーラシア大陸最西端と言っても、ピンときませんが、とりあえず特別な場所というだけで行きたくなります。
日本から行くとなると、かなりの時間が掛かります。もし、日本から東周りでこの最西端の地に行ったとしたら、最西端の地に更に西側から辿り着くので微妙ですね。
案の定、何もありません。
海と崖と石碑とおみやげ屋とバス停だけです。
だけど、人だけはたくさんいる・・・。
意味のある場所に人は集まってきます。
こんな何もない場所でも。
ポルトガルの詩人による叙事詩の一節「地ここに終わり、海始まる」と書かれています。
その横で自分が書いたかのようにアイスマン。堂々としています。
昔、空間論の授業で聞いた話ですが、何もないところに柱が一本あると人はそれを中心にして行動する。
何もないところに2本の柱があれば、人はその間を通り抜ける。3本あれば、人はその囲まれた中に居住するか、神聖な場所とするか、特別な場所にします。
空間から捉えた人の本能的な建築の必要性がここにあります。
簡単に言うと人は何かよりどころが必要なのかも知れません。
公園のグラウンドの真ん中で、大の字になって熟睡できるでしょうか?何か不安になって木の下などに移動するような気がします。
お店に入っても端の席というのは落ち着きやすいと思います。
ですからこのロカ岬も地球規模の隅っこということで落ち着く場所なのでしょう。
一番西へ--、よくある光景です・・・。
「背水の陣」・・・川を背にして、退けば溺れる・・決死の覚悟で全力を尽くす。
置き換えると、後ろからは敵が来ない、一番落ち着く体制であるが故に最大限の力を引き出せたのかもしれません。
今、ボクが一番落ち着くのは、気の知れた仲間と飲むお酒です。
ロカ岬より背水の陣よりもイイもんです。