Category Archives: スペイン旅行

緑の洞窟 =Cueva de los verdes=

前回のつづき。。。
下調べもせずにランサローテ島に来たので、観光名所らしき所を見つけては訪れてみるという感じで周りました。
このクエバ・デ・ロス・ベルデスもそのひとつです。
直訳すると、緑の洞窟
イタリア南部のカプリ島にある青の洞窟の兄弟洞窟でしょうか
期待が高まります
大きな道にある看板から、細い道へ入ってしばらく行ったところにあります。
すると、対向車が来たので、少し広い所で停車して道をゆずりました。
それに気付いた対向車の運転手は・・・


日本であれば、こういう感じ・・・。
ドライバー1


もう少し丁寧な日本人であれば、こういう感じ・・・。
ドライバー2ドライバー1


でもスペインでは、こうっ
ドライバー3


とてもカッコイイです。
かっこよく気持ちがいい。
この時は是非、日本でもこの挨拶を使わせてもらおうと思っていましたが、日本に帰ってきて約3年間、いまだに使っていません。
清清しい気分で、洞窟に入ります。
ランサローテ島10
火山によって出来た洞窟みたいなので、足場が悪い。
こけたら致命傷です。
ランサローテ島11
しかし、とても美しい景色です。
しばらく進むと、超難所が現れました。
地面にポッカリと空いた穴。
ランサローテ島12
この穴の縁の細い部分をつたって、穴のむこうに行かなくてはなりません。
しかもロープも何もありません。
無理ー
怖いー
帰るー
という悲鳴が周りから聞こえてきます。
その通りです。無理です。
人生で一番無理でした。
風邪をひいてなければ、あるいは・・・。
皆無事にむこう岸に渡れたかどうかは、行ってみれば分かると思います。
この写真を見て渡れたかどうか、分かる人は分かるでしょう。
最後に出口で大きい緑色の葉っぱが迎えてくれました。
ランサローテ島13
太陽の光が透けとても綺麗でした。
次回に続く・・・。
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ランサローテ島 =Lanzarote=

前回のつづき。。。
風邪がひどくなっていく中、真っ先にしたことは宿探しでした。
健康な状態なら、一晩中遊んでも問題ないと思いますが、体調が悪いと静養できる場所がないと不安です。
火山島であるランサローテの風景を楽しみながら、少し慣れてきた車で宿を探します。
何件かホテルをあたってみましたが、どこもボクらの金額に合わず・・・。
もう、どこでもいいやという気持ちで違うホテルを訪ねました。
バルセロ ラ ガレア ホテル
でました奇跡の料金
なんと、ツインルーム1室で一泊40ユーロ
1人あたり20ユーロ(当時で約3200円)
ほんとうに驚いたのは、部屋の場所を聞いてホテル内に入ってからでした。
ランサローテ島8
楽園
このお値段で
プール付き
気になるお部屋は・・・
ランサローテ島3
<玄関から廊下>
ランサローテ島5
<リビング・ダイニング>
ランサローテ島4
<リビング・ダイニング>
ランサローテ島7 ランサローテ島6
<寝室とバスルーム>
一週間泊まったとして2万円ぐらいだから、とても安いです。
やはり、長期で泊まられる方が多いようです。
カナリア諸島は日本でいう沖縄のようなポジションでしょうか?
都会の喧騒がいやになって、沖縄に行くと、青い空、青い海が向かえてくれる。
そんな素晴らしいところが、世界各地にあります。
このランサローテもそのひとつでしょう。
そんな素敵な島をもう少し紹介します。
次回に続く・・・
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カナリア諸島 =Islas Canarias=

スペイン領カナリア諸島でのお話。
カナリア諸島・・・なんとなく聞いたことのある場所だと思いますが、どこにあるのかと聞くと多くの人が分からないというような所です。
カナリア諸島地図
<モロッコの西らへん>
スペイン領の7つの島で構成されています。
テネリフェ島、グラン・カナリア島、ランサローテ島、ラ・パルマ島、ラ・ゴメラ島、エル・イエロ島、フェルテベントゥーラ島の7つです。
この中のランサローテ島に、バルセロナでカメラマンをしていた子と2人で行ってきました。
建築貧困旅行ではなく、海外生活唯一の観光旅行。。。
拠点バルセロナからは、飛行機で片道4時間ほどの旅です。
この旅行の出発の前日、当時ロナウジーニョ率いるFCバルセロナの試合がありチケットまで貰っていたのですが、なんか体調が悪い・・・。
残念ながら、次の日の旅行のためにサッカー観戦は止めて早めに寝ることにしました。
カンプノウスタジアム
<観戦しにいった友達がくれた写真>
さあ、いざカナリア諸島へと目を覚ますと、
なっ、なんと・・・前日の体調の悪かったのが、完全に風邪になっていました。
海外生活唯一の観光、そして唯一の風邪・・・。
そして、国際運転免許証を持っているのはボクだけなので、強制的にレンタカーの運転をしなくてはなりませんでした・・・。
ランサローテ島の空港で、レンタカーの手続きをして、鍵を貰い出発ですが・・・、
ランサローテ島22
<ランサローテ島の空港>
左ハンドルでかつマニュアル車です。
ワイパーと方向指示機が反対なのと、同時に右手でシフトチェンジをしなくてはなりません。
クラッチとアクセルは日本車と同じでした。
いざ運転しだすと、左運転席から、車体右側の距離感が全くつかめません。
路上駐車も多く、細い間をすり抜けていかないといけない上に、右手でシフトチェンジという慣れない動作もしなくてはならないので、ヒヤヒヤしました。
途中右のサイドミラーが、軽い接触音をたてたように感じましたが、たぶん気のせいでしょう・・・。
風邪もひどくなり、いよいよ喉が腫れて、声がかすれてきました。
ランサローテ島2
ホントに辛い旅行でした。
続きは次回に。
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ミロ美術館 =FUNDACIÓ JOAN MIRÓ=

バルセロナのモンジュイックの丘にあるジョアン・ミロの作品を収蔵している美術館です。
ミロはサルバドール・ダリと並ぶ有名なスペインの画家です。
ミロ美術館1
<ミロ美術館中庭Cafe>
ミロは1893年にカタルーニャ地方バルセロナで生まれました。
ダリやガウディもバルセロナ出身です。
18歳の頃から画家を目指し、その後多くの作品を世に残しました。
シュルレアリスムの運動に参加したことで、シュルレアリストとして分類されますが、
彼の作品は有機的で抽象的なものが多く、他のシュルレアリストの古典的、写実的な作風とは異なり独自の表現となっています。
ミロ美術館4
<少女の肖像>
ミロ美術館5
ガウディもまた、モデルニスモの中で独自の地位を確立した一人です。
シュルレアリスムとは「超現実主義」という意味。
キョーレツに現実という意味です。
ミロ美術館3
ミロ美術館7
定義が難しいですが、
現実に隣接した世界で、その中に内包されている世界。
主観・意識・理性が介在できない状態で偶然できたもの。
例えば夢の中に普段気付かない現実がある。
難しいですね・・・。
わたしなりに解釈すると。。。
ふとした瞬間に見える、濃度の濃い現実。
その中には意識が介入する間もなく、生命に直接的で、刹那に感じ取ることができるが、それを他に伝える術がないもの・・・
たぶんこんな感じじゃないでしょうか・・・。
伝える術がないから、芸術家がいるのではないかと考えています。
伝えることのできない世界が存在する以上、芸術家たちはそれをなんとか表現しようともがくのではないでしょうか
そしてその努力が人の心に刹那に入り込み、濃度の濃い現実に直面させ、感動し、感嘆するのだと思いました。
ミロ美術館6 ミロ美術館2
                                   <アーモンド・ブロッサム・ゲームをする恋人たち>
超現実にはこんな生き物がいっぱいいるのでしょうか
ミロ、ガウディ、ダリも大変だったでしょうね。
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