Category Archives: スペイン建築

サグラダファミリア2 =La Sagrada Familia 2=

またまたサグラダファミリアです。
今回はその構造について。
従来石積みで建設されてきたのが、最近ではコンクリートを使用して、装飾を施した型枠を使用している。
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木のような柱
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装飾パーツ
正直、教会内部に入った瞬間に軽っと思ってしまった。
それは外観にも感じられるように、生誕のファサード(古い方)と受難のファサード(新しい方)では重量感がまるで違う。
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生誕のファサード
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受難のファサード
始めは後から造られた軽さがとてもイヤで、ガッカリもしたけど、毎日目にするうちに、これも世の中の流れが表れているんだなと思って、見方が変わってきた。
新築の物件でここまで、歴史の変動を感じれられるものはこの建物以外にないのではないだろうか。
だいたい中規模の木造住宅では5ヶ月ぐらい(ハウスメーカーはもっと早い)、15階建のマンションで、1年半足らず、サグラダファミリアは120年以上!!
もう建築物ではなくて、スペインの歴史的シンボルという意味で、永遠に完成しないでほしい。
終わりがない建築による建物は建築物というのだろうか?
オワリナキケンチクブツ→オブツ
これからはサグラダファミリアのことをこう呼ぶことにしよう!!(ウソです。。)
いや熱いっ!!

サグラダ・ファミリア 1 =La Sagrada Familia 1=

一番印象深い建物はと言われれば、サグラダファミリアになります。
知名度、壮大さという理由ではなくて、建築の道に進むキッカケになった建物だからです。
それまでは土木の現場監督さんでしたが、本屋さんで「ガウディの生涯」という本を衝動買いしたのが始まりでした。
それからしばらくして仕事を辞め、学校へ行き、設計事務所で働き、バルセロナへ行き、
SF(サグラダファミリア)と対面しました。
頭の中で美化され続けていたせいか、そこまでの感動はなく・・・しかし素晴らしいという複雑な感情でした。
見た瞬間、絶対泣くと思い込んでいたけど、近くの地下鉄の駅から地上に出た瞬間に中途半端に目に入ってしまったので、
あっ、あった・・・という感じで、泣きもせず、鳥肌も立たず・・・。
何よりも素晴らしいのは、着工から127年程経っても工事が打ち切られることなく、ガウディ亡きあともその意思を継いで完成に向かっているということです。
バルセロナに住んでいる時は、2020年頃には完成するとかいろんな噂(ウソ?)も聞きましたが、正直永遠に造り続けていてほしいです。
いやいや熱すぎます。
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