いい加減に海外ネタを終わらさないと、記憶が薄れてきます。
ローマで印象に残った写真をまとめて紹介します。
●橋の上
曇った空の下、遠くを眺める女性がとても印象的でした。
ヨーロッパ効果かもしれませんが、雲の間から漏れる光、その向こうには綺麗な世界が存在しているような。
●夕方の町中
両側の連続する建物の影になった道路は暗くなってしまいましたが、この道の遠くのほうでは光が差し込んでいるのが分かります。
それによって、より遠いところのように感じます。
そしてその明るい場所に憧れを抱きます。
●路地の突き当たり
薄茶色と緑がとても落ち着いた雰囲気をつくりあげています。
植物を見るに、ここには一日に幾分か日が当たるのでしょう。
日の当たる瞬間見たいですね。
●馬に乗る彫刻
この角度で見上げると、空が背景になったような。
もの凄い存在感。
私たちを守ってくれるような力強さを感じます。
●南京鍵に願いを
日本でおみくじを木の枝に結ぶのと同じでしょうか?
かなり堅固に取り付いています。
願いが叶うといいですね。
「I will pray for Touhoku and Japan.」
先日送られてきた、アイスランドの友達からのメールの一文です。
こちらも同様に。
Category Archives: イタリア旅行
スペイン広場 =Piazza di Spagna=
「ローマの休日」に登場したスペイン広場、そして大階段。
50年以上前にこの場所で、オードリーヘップバーンが、ジェラートを食べていました。
間近にあるスペイン大使館にちなんで、スペイン広場と名付けられました。
スペイン広場はスペインはもちろん、グァムや東京にもあります。
ローマのスペイン広場はその中でも世界的に一番有名なのではないでしょうか?
観光客なのかどうか分かりませんが、たくさんの人がいて活気に溢れていました。
私も疲れていたので、ちょうどいい休憩ができました。
ですが、飲食は禁止みたいです。
ジェラートは食べることができません。
階段をゆっくりと昇って、最上段にそびえるトリニタ・デイ・モンティ教会を目指しました。
やっとの思いで、頂上につきました。
すると、「ジャパントモダチ。ジャパントモダチ。」と声を掛けてきました。
その人の方を見ている隙に片方の手首に一瞬でミサンガを巻かれていました。
そのミサンガを巻いた人の方に向き直ると、
ミサンガ男「25ユーロね。」と言ってきました。
私「はぁ~!?」「いやいや買わへんよ。」
と、ミサンガを外そうとしましたが、堅固に結ばれていて外れません。
ミサンガ男「25ユーロ。」と言って手を出してきます。
いやいや、と断っていると、
ミサンガ男「15ユーロ。」と言って手を出してきます。
その男のしつこさと、一人旅の精神的な疲れもあり、一気に激情してしまいました。
「外せってゆうてるやろ!!」と同時に相手の肩を押してしまいました・・・。
相手もそれに激情し、スペイン階段頂上で一触即発の状況になりました。
その瞬間に他の仲間らしき男が、爪切りで私のミサンガを切り取り、激情している男をなだめにかかりました。
その姿を見て、私は我に返り、「手を出して悪かった。申し訳ない。」と頭を下げました。
相手は機嫌を悪くしたまま、去っていきました。
大変情けないことをしました。
これがヨーロッパ滞在中に最も反省すべきことです。
海外において日本人として恥ずべき行為だとも思いました。
いろんな意味でイタリアはとても素晴らしい国だと思います。
ただ日本と比べると、スリにしろ、このような無理矢理な要求にしろ、気分を悪くすることが多いことも事実です。
日本も日本なりの暗黙のルールで、外国人の気分を害することをしているかもしれません。
よくよく考える機会となりました。。。
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ヴェネツィア最後の日 =ultimo giorno di Venezia=
前回のつづき。
ヴェネツィア最終日、ユースホステルの宴に参加した私。
明日の始発のバスのことなど、忘れてしまいました。
・・・ワインをたらふく飲み・・・ワインをたらふく飲み・・・赤ワインをたらふく呑み・・・
そして、部屋にもどり酔ったまま気持ちよく眠りにつきました。
案の定、寝坊
A.M.4:30のアラームに気付かず、かろうじでA.M.5:15に起床。
まず、水上バスの始発(A.M.5:05)に間に合いませんから、おのずとバスターミナルのバスにも間に合いません。
しかし、いくら格安航空券だからといって、ミスミス乗り過ごすわけにはいきません。
A.M.5:25の水上バスに飛び乗り、ヴェネツィア中心のバスターミナルを目指します。
バスターミナルでバスの時刻を確認したところ、ローマ行きの飛行機の出発時刻に間に合いません。
こんなときも今までなんとかなっていたのに・・・周りを見渡しても早朝なので誰もいません・・・。
と、思ったら・・・1台のタクシーが。
仕方ありません。高いのを覚悟で、運転手に話かけました。
私「ヴェネツィア・トレヴィーゾ空港までいくらですか」
運転手「30ユーロやな。」
さっ、30・・・。(当時のレートで約5000円。)
航空券と時間の無駄を考えて・・・タクシーを利用することにしました。
5000円くらい・・・自分が寝坊した罰としては安いもんだと言い聞かせながら、半分ほっとした気持ちでタクシーの車内で、ベネツィアでの出来事を思い起こしながら、空港までの時間を過ごしました。
まもなくして空港に到着。
十分過ぎるほど早く着きました。
・・・
・・・
「おいっ!!ここヴェネツィア・テッセラ空港やん!!」
「ヴェネツィア・トレヴィーゾ空港って言ったやん!!」
「地図まで見せたやろ!?」
タクシーの運転手は「さぁ~?」っていうような素振りを見せています。
「さぁ~?じゃなくて、トレヴィーゾやって!!」
・・・
トレヴィーゾ空港に到着・・・。
運転手「70ユーロね。」
私「はぁ?30ユーロやろ!?」
運転手「テッセラなら30。トレヴィーゾなら70。」
このフレーズを聞いて、「タニでもキン。ママでもキン。」という言葉がシンクロしました。
「なに冷静にゆうてんねん!」
「最初からトレヴィーゾってゆうてるやろ!?」
しばらく、押し問答が続きました。
飛行機の出発の時刻が近づいています。
運転手「30ユーロやったら、もう一度もとの場所に戻るで!」
私「戻ってどーすんねん!それはそれでお互い無駄やろ!」
もう時間がないので、70ユーロ支払いました。
私「タクシー運転手やめちまえっ!!」・・・と、そんなスラングは知らないので、心の中でシャウトしました・・・。
飛行機には間に合いましたが、とてもイヤな思い出を最後に作ってしまいました。
しかし、後から冷静に調べるとテッセラ空港までは15kmほど、トレヴィーゾまでは30kmほどの距離がありました。
日本のタクシー料金と比べても妥当な料金のような気がしました。
タクシーの運転手のほうが、早朝から東洋人にからまれて辛かったのでは・・・と少し反省するところもありました。
ひとつ自分にとって救いだったことは、別れ際のシャウトが心の中であったことです。
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ムラーノ島のガラス =Vetro di Murano=
前回のヴェネツィアの記事から、かなり間が空いてしまいましたが、ヴェネツィアの旅つづきです。
ヴェネツィア本島の北東にあるムラーノ島で生産される、とても有名なガラス工芸で、一時期はヨーロッパ全土の%のガラス製品を独占していたようです。
このムラーノ島では、ベネツィアングラスの博物館があります。
あまり興味がありませんでしたが、せっかくですし見にいくことにしました。
この日は雨、気持ちも若干落ち込みます。
この日はサマータイムに切り替わる初日で、前日よりも時間を1時間早く調整する日でした。
そして、この日の朝、ユースホステルの受付で「朝食はまだですか」と聞くと・・・
「もう終わったわよ。」と、含み笑いぎみに答えてきました。
「はぁ~まだ8時でしょ。」と私が言うと・・・
「あら、もう9時よ。今日からサマータイムよ。」と、軽い感じの言葉が返ってきました。
うっかりしていた私は、この1時間のおかげでユースホステルの朝食を逃してしまったのです。
なんていうことでしょう
貧乏旅行で貴重な朝食。宿泊代金に含まれている朝食。
ということで、ガラス工芸を見に行くことにしたのです。
ガラス工芸が心を癒してくれるかもしれない。。。
癒されるでもなく、あっさり見終わって、町をブラブラしていると、あっという間に夜です。
明日はベネツィア・トレヴィーゾ空港から、ライアンエアー(格安航空会社)でローマに移動する日です。
なんと、空港を出発する時間は朝の6時半ごろ。。。
ベネツィアのバスターミナルから始発のバスに乗らなければ間に合いません。
バスターミナルに辿り着くには、ユースホステル前の水上バスの始発でそのバスターミナルに向かわなくてはなりません。
ユースホステル前の水上バスの時刻を写真で記録して、早めに寝ようとしましたが・・・
なぜか、ユースの団欒スペースで宴が始まり、巻き込まれてしまいました。
しんみりと、ヴェネツイアの最後の夜に浸ろうと思っていましたが、こんな終わりもいいかなと思い一緒に楽しみました。
ワインをたらふく飲み・・・ワインをたらふく飲み・・・赤ワインをたらふく呑み・・・
つづく・・・
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