今日は神戸元町にて、新作映画の記者会見。。。
ではなく、住宅省エネルギー施工技術者講習会の講師として講義をしてまいりました。
この講習会は、施工者のみなさんに住宅の省エネルギー化についての知識を高めていただく内容となっております。
兵庫県では、地域リーダーと呼ばれる私を含め37名が、交代でこの講師を務めています。
今年平成25年10月に国土交通省から新しい省エネルギー制度が施行され、
今後ますます住宅の省エネルギー化が進むことになります。
制度の熟知も含め、施工者の皆さんに断熱施工などの知識を身につけてもらうことが目的です。
設計上いくら断熱や気密をしっかりと行う仕様になっていても、
実際に施工する工務店さんや、職人さんたちが、内容を理解せず建築してしまうと
その性能は発揮できません。
最近、断熱や太陽光発電してるから良い家だという感じを受ける建物の宣伝をよく見ます。
建築には様々な要素があります。
断熱はその構成要素の一部に過ぎません。
ですから、断熱したからいい建築だというふうにはなりませんので、
その他の要素も磨いていく必要があります。
空間構成・住まい手の思いの実現・理想の具現化など建築ならではの
感覚的な要素は比較対照しにくいものなので、断熱より更に深く考えるべきだと思います。
断熱という建築のひとつの要素について
本日は学んでいただきましたが、
もっと深く考えるべきことはたくさんあります。
それらについては、また別の機会にお話したいと思います。