久々に映画(DVD)を観る時間ができました。
小学生の時に初めて観て、とても感銘を受けた映画、ラビリンス/魔王の迷宮です。
いつかまた観るであろうということで、DVDを購入して依頼ゆっくり観る時間がありませんでしたが、ようやくです。
魔王に連れ去られた赤ん坊を返してもらうために、主人公が不思議な迷宮世界ラビリンスへと向うお話です。
1986年に製作された映画で、当然CGを使用してません。
それなのに、圧倒的な世界観に支配されます。
観た人はこの造り込まれた世界に圧倒されると思います。
主人公の少女、赤ん坊、魔王以外は、全てマペット(操り人形)で演じられていて、
その精度と違和感のなさが凄まじいです。
ラビリンスの世界観に、画家エッシャーの不思議な空間の要素が取り入れられており、
その空間にも酔わされます。
3DCG映画が普通に上映される今だから、よりこの映画の素晴らしさが分かると思います。
リアルな物質にはリアルな力がこもるという感じでしょうか。
約30年ほど過ぎてもこの力強さ。
観る価値ありです。
そして、魔王役のデビッド・ボウイ、渋すぎです。
多くの挿入曲もあり、しびれます。
懐かしさとともに、新しい可能性を感じる不思議な映画です。