コルドバにはイスラム時代の文化を伝える建築物や町並みが残されています。
あの有名なメスキータもこの町にあり、これらを含む町一体がコルドバ歴史地区として世界遺産登録されています。
スペインの南(アフリカ大陸に近い側)の地域に行くほど、イスラム建築様式の割合が増えていきます。
7~8世紀頃に北アフリカ大陸から、現スペインのイベリア半島にイスラム教徒が侵入してきたという歴史的背景が、
このような融合建築を生み出すことになったわけです。
スペインの首都マドリードや地中海沿いの大都市バルセロナにはない、建築的な豊かさがここにはあります。
柔らかさというか柔軟さというか、その穏やかな表情がとても素晴らしいのです。
スペイン滞在中に訪れた中で、素晴らしい感動を得た場所の一つです。
しかし、この町に来たときの最初の悲劇は今でも忘れられません。
バルセロナからスペインの南端セビージャへ飛行機で移動し、そこからバスでコルドバへ移動しました。
コルドバに到着したのは、夜の22時を過ぎていました。
宿泊の予約はしていませんでしたが、そんなに大きな町ではないので、
比較的リーズナブルで空き部屋だらけだろうと、そう思っていました。
すると、
1件目小さな安宿・・・満室ー!
2件目小さな安宿・・・アウトー!
しかし、私は知っていました。
この町には、大人数収容できるユースホステルがあることを。
3件目大人数収容のユースホステル・・・この日に限って満室ー!
野宿・・それはとても辛い選択枝・・・。
お腹も空いた・・・気温が低い・・・。
メスキータを中心にどれくらい歩いただろうか?
もうひとつの選択肢、高級ホテル(そんなに高級ではない)・・・。
高い宿に泊るくらいなら、そのお金でひとつでも多くの町を周りたい、そんな考えが染みついていたので、
これもまた選択し難いものだったのです。
みなさんなら、どちらを選択するでしょう?
今を快適に過ごすか?先に思いを託すか?
私が選んだ答えは、次回「メスキータ」に書くことにします。
<野宿?orホテル?>
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