アイユーブ朝の創始者サラーハ・アル・ディーンが1183年に築いた城塞。
このシタデルから眺めるカイロの街はまるで隆起した砂漠のようです。
ほぼ同色の土色で統一されています。
カイロ市の人口は約680万人で、わが神戸市の約4.5倍の人口です。
アフリカで一番人口の多い街でもあります。
このシタデルはメガシティを眼下におさめることのできる、とても贅沢な場所でもあります。
7世紀ごろから中心となり栄えたこの町には、今も尚エネルギーが満ちています。
そしてこの街を特徴付けているイスラム教も、私たちのとってあまり馴染みがなく、
ある種違う力のようにも見えました。
仏教やキリスト教は私たちの身近にありながら、特殊性を感じないのは慣れているからではなく、
政教分離によって、政治と宗教が密接に関わらないようになっているからです。
イスラム教ではコーラン(聖書のようなもの)に従って裁かれ、生活ルールもこれにより定められています。
1日5回の礼拝などもこれに含まれます。
このシタデル内には、ムハンマド・アリ・モスクがあります。
モスクとはイスラム教徒が礼拝を行う場所という意味があります。
モスクに入るとより深いイスラム世界へ導かれるでしょう。
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