つい最近、とある物件の引渡しを終えました。
とても良い空間、良い雰囲気に仕上がったと思います。
仕上げ工事が多様なお家でしたので、仕上がりに不安を感じていました。
想像している感じに仕上がるのかどうか・・・。
梁や柱を見せる配分はこれで良かったのか、木とその他の素材はうまく共存できるのか・・・。
そして、建具の取手や照明はお施主さんの支給です。
手洗いの陶器も陶芸家の先生に頼まれたものでした。
どれも、単独で見ると、キワドイものばかりです。(悪い意味ではなく・・・)
これらが全てうまく融合するのだろうか?
しかし、完成してみると、
これらのキワモノがギリギリのラインで建物と一体になっている・・・そんな感覚でした。
もう少しでもずれると飽和状態になりそうな感じです。
デザインの飽和状態、つまりやり過ぎという意味です。
何事もギリギリ飽和状態になる手前が、一番良い状態なのではないかと実感しました。
とても素晴らしい経験です。
何よりお施主さんのシビアな感性に驚かされました。
ほんと素晴らしいですね。
上の写真に写るのは最終の確認をする、敏腕現場監督のHさんと私。
敏腕監督Hさんは1日睡眠2時間で十分だそうです。
完全に飽和状態。。。
この写真を撮影した同僚のIくんは言いました。
「2人とも髪切れよっ!!」と・・・。
2人の髪も飽和状態。。。
結構ありそうですね、飽和してしまっているもの。
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