バルセロナ・モンジュイックの丘にある数々の有名建築の中に、磯崎新設計のパラウ・サン・ジョルディがあります。
バルセロナオリンピックの屋内競技施設として建てられました。
第一印象はカブトガニと思うくらいに黒く重厚な殻をまとっているように見えました。
この建物は法政大学名誉教授の川口衞先生によって開発されたパンタ・ドーム工法により完成した世界で3作目の建物です。
パンタ・ドーム工法とは、電車のパンタグラフのように地上で完成させた屋根をジャッキで持ち上げるという工法です。
外から見ていると、ジャッキで持ち上げられる屋根は風船のように膨らんでいくように見えます。
この工法の第一作目は1985年完成の神戸のワールド記念ホールです。
それ以降、丹下健三のシンガポール国立屋内スタジアム、磯崎新のパラウ・サン・ジョルディ、福井県のサンドーム福井というように建設されます。
きっと、このパラウ・サン・ジョルディも世界に日本の高い建築技術を証明した建物となったでしょう。
ワールド記念ホール(正式名称神戸ポートアイランドホール)ではつい最近、亀田大毅がWBA世界フライ級チャンピオンになりましたね。
ある先輩が余っているチケットを譲ってくれようと、声を掛けてくれました。
予定があり行けず・・・残念でしたが、ボクシングファンとしては少しほっとした気持ちになりました。
パンタ・ドーム工法のお陰です。
パンタ・ドーム工法参照(YouTubeより)
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Yja6jJQfvlM&feature=player_embedded
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