思い出のCAVA

少し前に料理人セイジくんと焼肉に行きました。
その時にセイジくんが持ってきたのが、CAVAというスペインカタルーニャ地方で生産される微発泡性ワインです。
ジンガ2
このCAVAはスペインにいた頃、お金がなくて、ロクなものしか食べていない時に、当時バルセロナの日本食料理店で働いていたセイジくんがプレゼントしてくれたものと同じものでした。
彼が勤めていた「旬香」というお店は、バルセロナではとても有名で、浜ちゃん福山泉ピン子にいたるまで、著名な方々が訪れるセレブなお店です。
海外で日本食を食べたいと言って、気軽に入れるお店ではありません。
お腹一杯食べて飲んでしようと思えば、一人50ユーロはするんじゃないでしょうか。
当時はユーロが高くて、1ユーロ160円ぐらいでしたから、50ユーロで8000円ということになります。
現在なら約6000円ぐらいの価値になります。
とても貧乏滞在者が一晩で使える金額ではありません・・・。
なんとか食べたくて、15ユーロ分だけお願いしますとセイジくんに頼んだことがありました。
セイジくんはその15ユーロで工夫してたくさんの料理を出してくれました。
もう少しお酒を楽しめたら最高なのにと思っていると、セイジくんがワインクーラーと飲んだことのないボトルを用意してくれました。
そのボトルこそ、今回飲んだCAVAでした。
ほのかに金色に輝くこのCAVAは、とても飲みやすく滑らかにのどへ滑り込みます。
CAVA
<CAVAの説明書き・・・とても良いワインだと書いています>
後々お値段を聞くと、お店では60ユーロほどでだしているとのことでした。
セイジくんからのささやかではないプレゼントでした。
印象に残る味は、その周りの景色や、音や、匂いも一緒に体の中に連れてくるようです。
そしてこれらが、体の中に吸収されて、細胞レベルでの思い出として記憶されるような気がします。
そして、再び飲んだ時にはそれらが躍動して、マンダム的な気分になるのです。
ちなみにマンダムとは「Man Domain」(男の領域)という意味です。
ジンガ1
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カテゴリー : 食事

投 稿 日 : 2010年2月15日