1884~87年に建てられたガウディ建築の一番の出資者であるグエルの別邸。
この別邸を守っているのが、竜の門です。
<赤い印のところらへん>
竜の舌の部分を触ってみたら、少し動いたので、かなり焦りました。
壊したりしたら日本のニュースに出るかもしれないと思いました。
<竜の門>
毎度ながら、中に入りたいと思いました。
インターホンを押して、「すみません。中をみたいのですが・・・。」
すると、しばらくして係りの人がやってきました。
門を開けて・・・
係員「見終わったら声を掛けてくれ。」
こんな気が抜けた感じでいいんですか
ありがたいですが・・・。
比較的こじんまりした敷地に門衛棟と厩舎棟があります。
現在はカタルーニャ工科大学の一部になっています。
内部はアーチの白い天井が印象的です。
<白いアーチ天井側面の光窓>
当然グエルの本宅もガウディにより建てられています。
その本宅の設計や工事の時には実に理想的な施主と建築家との関係があったと言われています。
グエルとガウディは2人で楽しみながら、ひとつの建物を完成させました。
建築家が必要なことだけを確認するという作業的なものではなく、お互いがひとつの芸術について向き合うといった様子です。
グエルの本宅の工事の請求書を見たグエルの秘書が、慌ててグエルにその請求書を見せました。
秘書「工事費が掛かりすぎます。ガウディはあなたの財布を空っぽにしてしまうつもりですよ」
グエル「なんだ、それっぽっちですか。ハハハ、芸術には、少々のお金は必要なのです。」
こんな感じで造られたみたいです。
グエルはお金があるからこんな言葉を言ったのではありません。
心からガウディと建物を造るのが楽しかったのです。
施主と建築家はこういう関係を気付けたら、お互いにとても素晴らしいと思います。
そして、より素晴らしいものができるはずだと感じました。
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