前回のブログで書いたドイツのノイシュヴァンシュタイン城は白鳥城と呼ばれるのに対して、姫路城は白鷺城と呼ばれます。
なかなか優劣付け難いこの両者を見比べるべく姫路に行こうと思いました。
すると、姫路にも白鳥城が築城されたというではありませんか。
いつからこんな計画があったのか全く知りませんでした。
<赤い印のところらへん>
山頂に佇む、どこかで見覚えのあるフォルム・・・。
ノイシュヴァンシュタイン城ではありませんか
ドイツの本物より少し小さいみたいですが、そのままです・・・。
同じ市内で白鳥城と、白鷺城を見ることになるとは・・・。
福祉施設として築城されたこの姫路の白鳥城は、用途やコンセプト(障害をもつかたも、そうでない方も一緒に働ける場所)は良いとしても、
建物として姫路城を引き合いに出すにはあまりにも失礼というか、なんというか・・・。
なぜ、ノイシュヴァンシュタイン城をマネたのか
レプリカということで、いくらお金を掛けようと、この建物の造形の存在意義はそれで打ち止めです。
ルートヴィヒ2世がこの建物を見たら嘆くでしょう。
「おおなんということだ我がノイシュヴァンシュタインよなんて悲し気なんだ!」
日本の伝統、様式、土地の持つ空気感、そのどれにもに属さない異種な目立つ偽物・・・。
用途は素晴らしいと感じることができるので、これがまた残念です。
なぜ、姫路城というとても立派な建物が近くにあるのに、それに学ぼうとしないのか・・・疑問です。
姫路城のようなお城を建てたら良いと言っているのではありませんが、その場所の多くの精神性や土地の持つ意味は具体的にではありませんが、何かうっすらとでも感じるはずです。
当然ながらこの建物を見て、気持ちが高揚することもありません。心に音楽が流れることもありません。
偽ノイシュヴァンシュタイン城VS姫路城は、
当然、姫路城の圧勝
<姫路城、北側からの見上げ>
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