プロトケラトプスが出てきました。
トリケラトプスの角がないバージョンです。
小さい頃はあまりの迫力のなさに、ボクの中でかなり低い地位にいました。
それなのに、やたらと恐竜の本に出ていました。
トリケラトプスと角竜という枠で出ているので、
「角ないやん」とバカにしていました。
しかし、プロトケラトプスは現在までに、100体以上の化石が見つかっており、様々な年齢のものが発掘されています。
そういう意味で恐竜の生態や、生活を研究することのできる貴重な恐竜なのです。
実際に復元模型を見ていると、一緒に暮らせそうな気がしてきて親近感が沸いてきました。
でも近くで顔を見ると・・・
「目ぇめっちゃコワイやん」と叫んでしまいそうでした。
ティランノサウルスらと一緒の時代の恐竜なので、これぐらいメンチ切っとかないとダメだったのでしょう。
しばらく展示を見て廻っていると、前半の山場が訪れました。
マメンキサウルスの全身骨格です。
スゴイ
デカイ
ナガイ
全長35m体重50t
これはヤバイです
この首を支えようと思ったら、首の根元でものすごい力が必要なはずです。
こういうのを見ていると、建築の可能性が広がるような気がしてきます。
骨組は同じとして、筋肉の役割を果たすものがあって、うまくバランスを取ることができれば、こういう木造建築も可能だと考えてしまいます。
はたして宮大工なら可能でしょうか
ここへ行く直前に松浦昭次さんが書いた、宮大工さんの本を読みました。
その中には、日本人の美意識についても書かれていました。
そんなことがふと頭によぎります。
とてつもないスゴイものを見ると、自分の好きなこととシンクロするような気がします。
ボクの場合は建築をはじめとするモノ造りですが、歌手の場合は歌に、料理人であれば料理に、それぞれ影響するのではないでしょうか
そして、全く違うジャンルのものからの影響の方が、意識していない分、よりストレートに、より刺激的に伝わってくるようです。
それが良い発想の源になればいいと思います。