建物の完了検査がありました。
工事が終わりに近づくと、いろんなことを思い出します。
そこで建物の計画段階の時の内観イメージ(CGパース)を久しぶりに見てみました。
<玄関のCG>
<玄関の実物写真>
<リビングのCG>
<リビングの実物写真>
若干の違いはあるけれども、ほぼほぼ同じです。
便利な世の中になりました。
建物が建つ前にここまで、明確にイメージできてしまうと、なんか楽しみが半減してしまいそうですが、やはり実際に出来上がったのを見ると、「おぉ~!」と思います。
それは実際に造るために、工務店の方や、大工さんたちの苦労が感じられるからでしょうね。
それとお客さんによろこんでもらえたのが一番のよろこびになります。
仕事の上で、CGパースを利用することがたまにありますが、これを活用しすぎると想像力が衰えていくような気がして恐いです。
「皆既日食」のように徐々に黒く削られていくような・・・。(一応、今日の話題と掛けときました。)
だから、そのCGを造るまでの過程のアナログな部分をより大切にしようと思います。
先にCGを作って、それに手を加えるということだけは、避けたいです。
このお家のご主人はボクと同じ歳です。
それなのにすごく懐の深さを感じます。これが、一国一城の主の風格なのでしょうか?
ボクも、次の「皆既日食」の時までには・・・。