バルセロナに滞在している間に、いろんな国に行きました。
その一つがポルトガルです。
「行った国の中で一番よかった所は」と聞かれると、真っ先に出てくる国の一つです。
何が良かったのか?
観光地化していないところや、立地の良さ、街並みの良さ、気候の良さ、ご飯のおいしさ、あなたはもう忘れたかしら、若かったあの頃、南こうせつ・・・。
見所たくさんです。
ポルトガルはポルトガル語ですが、スペインの隣なので言葉がすごく似ています、スペイン語で話してもだいたい大筋は通じます。
そういう感覚で、スペイン人に「中国語分かるんだろ?近いんだから。」と言われたことがあります。
そういう感覚みたいです。
スペイン、ポルトガル、イタリアは本当に言葉が似ています。
アジアもそんな感じだったらいいのにと思いスムニダ。
スペインで知り合ったアイスランド人の友達(アイスマン)と合流しました。
彼とは「ロッキー」が好きだということで、急速に仲良くなりました。スタローンの映画を好きな人は国境を越えて仲良くなれるということが証明されました。
ボクがポルトガルに行って来ると行ったら、「オレも行く」と言って飛行機を予約していました。
建物を一人で自由に見て周りたかったので、若干迷いましたが、アイスランド人と2人で旅行なんてなかなか出来ない経験だと思ったので、一緒に行くことにしました。
アイスマンはアイスランドの首都レキャビック出身です。ビョークと同じ出身です。
髪は若干金髪で、肌は色素が薄い感じです。日焼けして黒くなることが、夢なようです。
叶わぬ夢でしょう。
彼は1日遅れでポルトガル入りです。
携帯が使えないので、リスボンのユースホステルで待ち合わせをしていました。
2時間ほど遅れて、待ち合わせ場所に行くと、ちょっとスネた感じのアイスマンがいました。
「ごめんごめん、とりあえず飯行こう。」
坂が多いので、路面電車。かわいらしいです。
そしてレストランでそれぞれ料理を頼むと添えものとして、いろんな種類のチーズが出てきました。
すごくサービスがいいなと思ったら、手を付けた分全部、別料金を取られました・・・。
アイスマンと、全て蓋を開けたチーズ・・・。
2人でブツブツ言いながら店を出ました。
しかし、この街の街並みはスゴイっ!!
すぐに嫌な気分も良くなります。
伝統的な雰囲気と、景観が完全に融合しています。
屋根の色が同じということによる統一感も素晴らしいです。
アイスランドの街並みと、ポルトガルの街並みの美しさはそんなに変わらないのでしょう。
アイスマンはボクほど、感動している感じではありませんでした。
日本の街並みも江戸時代まではこんな感じだったのでしょうか?
今日の日本を考えると寂しくなりました。
急速に経済が成長した故の代償だとしたら・・・複雑な気分です。
日本は建築後進国(技術的な意味ではなく)と言われることがありますが、確かにその通りだと思いました。