先日、お施主さんとキッチンのショールームで打ち合わせでした。
今回のプランでは、キッチンとダイニングテーブルが一体となった提案でしたので、キッチンを製作する必要があります。
セミオーダーキッチンとして、韓国のメーカーである「ハンセム」の大阪ショールームを訪ねました。
セミオーダーといえど、かなり自由度の高いキッチンプランができて、営業の方もとても親切で熱心です。
その熱心さの度合いは、仕事を超えて、プライベートまで至るようです。
私が、テキーラ愛好家だと知り、わざわざ神戸のテキーラバーに飲みに行っていたようです。
私の場合は普段から、営業とかそういう意識はありませんし、お客さんを知るために、勧められた映画やお店などは、極力行くようにしています。
相手の趣味趣向を知って建築に活かせる、この上ない近道であるからです。
そのような感覚を、「ハンセム」の営業さんにも受けました。
最近は、メールでの営業や、電話営業が多いです。
中にはアポなし訪問で、御社はどのようなお仕事をされていますか?という驚きの営業など、凄まじいものも稀にあります。笑
お客さんのお家の設計ですから、テキーラを飲みに行ったからと行って、そしたらここで決定というわけではありませんが、その行動に一縷の信用はあります。
我々は、お客さんのために、そして自分たちの建築哲学のために、建築を行います。
そして、建築は建てたら終わりではありません。
その建築がお客さんと共に生き続ける間、我々も共にいなければなりません。
だから、信用できる人たちと、建築をすることは、私にとってとても重要なことなのです。
打ち合わせの終わりに、営業さんに近くでランチできるところを教えてもらいました。
ロースカツオムドムという、何やら面白そうなメニューのあるお店を勧めてくれました。
もちろん、立ち寄り注文すると、オムライスにロースカツがのった料理でした。
オムドムの意味が理解できません。
店員さんに聞くと、オムライスとドミグラスソースで「オムドム」と教えてくれました。
いやっ、それやったら、オムドミなんちゃうん?
と、心で呟きましたが、店員さんも忙しいでしょうから、オムドム。。。という名前で飲み込みました。笑
未だに「ム」が納得いきません。
きっと「ハンセム」さんが解明してくれるでしょう。笑