ベンチの価値

梅雨も明け、7月も終わりですね。

 

ブログもなかなか書けてなくて、1ヶ月以上空いたので、書かないとと思い書いています。

 

日頃、ブログネタや、SNSネタのために写真を撮っておいたりするのですが、いざ投稿しようとした時に、これ投稿する必要ある?とか考え出すと、手が止まってしまいます。。。

 

最近の出来事で、これは不思議に思ったので、書きます。

 

六甲アイランドへ、打ち合わせに行ったときに、早く着いたので近くで時間調整しようと思い、ベンチを探していて感じたことです。

 

この夏の強い日差しの中、いい場所にベンチがない。

 

あるのは日晒しの、修行みたいな場所しかないのです。

 

 

なんでこの場所にベンチなん?その必要性について考えました。

 

直射日光に晒されて、ベンチに座る人ってどんな人だろうかと。。。

 

まず女性は日焼けを気にする人が多いので、まず座らないでしょう。
この時点で、春・夏・秋に半数の人口が座らないということになります。
夏に限っては、男性もきついでしょう。

 

雨の日は当然座りませんし、冬の寒いときに吹き晒しに座る人も少ないでしょう。

 

ゲートボールをする人が座るかもしれません。
あとは、遊ぶ子供たち、散歩する人くらいでしょうか。

 

こんなことを考えながら、利用時間の推測も交えて、年間の野晒しベンチ利用率を軽く計算したところ、18.8日/365日となりました。

 

稼働率約5%。。。

 

たぶん、なくても困らないレベルではないでしょうか。。。

 

ここにベンチがあれば快適なのに、という場所に意外とないんです。

 

この写真の木蔭なんか、気持ちよさそうです。

 

 

おしい!木々の端にあります。

 

 

建築を日々考える人間にとって、こういった利用者目線のランドスケープは重要なことです。

 

そんなことを考えながら、打ち合わせまでの時間を潰しました。

 

皆さん、熱中症にはお気をつけて。