スペイン語レッスンを通して考える

11年前にスペインで生活していた時以来、6年ほど前に一週間行ったきりで、それ以来、長い間スペイン語に触れる機会もなく、もともと片言程度のレベルが更に単語も忘れ、かなり話せなくなっていました。
これはだめだと思い、数ヶ月前から、新たな気持ちで、スペイン語のレッスンをすることにしました。

 

個人のネイティブの先生を紹介してくれるサイトがあり、そこに登録されている先生の中から、3名を選んで、初回無料レッスンを受け、先生を一人に絞るのですが、一人目でいい先生に会えたので、そのままレッスンをお願いしています。

 

近場のカフェなどで、マンツーマンのレッスンをしてくれます。
都心部の駅近いカフェなどで、よくその光景を見かけると思います。

 

スペイン語は、男性と女性で、言葉が若干変わるので、自分と同じ男性の先生の方がやりやすいですね。
日本語も口語調になると、男女で結構変わりますよね。

 

やはり、英語同様、日本語とは文法が全く異なるので、すごく苦労します。
それに加えて、スペイン語は、男性名詞、女性名詞というものがあり、その名刺に関わる定冠詞、形容詞も合わせて変換されます。

 

そして、極めつけは、動詞の変換の多さ。。。

 

これが、本当に辛い。。。

 

例えば、「行く」という動詞の原型「ir」の変換は、現在、点過去、線過去、未来、過去未来、命令法、接続法現在、接続法過去の8種類x人称(6種類)=48種類
それに、現在分詞、過去分詞の2種類を加えて、私が知る上で、50種類の変換があります。

 

一人称単数だけで、voy,fui,iba,iré,ve,iría,vaya,fuera,yendo,ido・・・

 

これはほんと、ヤバイですよね。

 

でも、実は日本語のほうがヤバイです。

 

行く、行った、行っていた、行け、行くだろう、行ったことがある、行ってみた、行かなければ、行きたい、行ってみたい、行ってたみたい、行こう、行かない、行きたくない、行ってみたくない、行くなんて、行ったとしても、行けたら。。。

 

まだあるような気がしますが、これに丁寧語、謙譲語、尊敬語の変換があります。
人称単数複数での変換は少ないものの、この謙譲語や尊敬語が複雑なものにしています。

 

気づかれたと思いますが、
スペイン語は、「no voy = 行かない」、「tengo que ir = 行かなければ」、「puedo ir = 行ける」、「quero ir 行きたい」 など、動詞同士を組み合わせることで、状況を変化させますが、日本語はひとつの動詞が状況により変化します。

外国人の方が日本語を習得するとなると、かなり辛いと思います。

 

別に覚える必要はないのですが、関西弁となると、行かへん、行けへん、など、「ない」が「へん」に変わります。

 

「行きたないんです」に関しては、原型「行きたくないです」の「く」が抜けて、「です」の前に「ん」が入ります。

 

「なんやねんこれ」ってなりますよね。ちなみに原型は「なにですか、これ」です。

 

そして、「もったいない」、「懐かしい」、「微妙」、「ごちそうさま」、「しょうがない」などは、スペイン語に直接変換できない、日本語特有のものです。

 

こうやって、改めて日本語を考えて、多言語に向かう勇気を得ています。

 

¡Vamos a estudiar español!

 

スペイン語の勉強をしましょう!

 

<Mi profesor y yo>