子供の頃によく遊んだ、ミニ四駆。
未だに発展しながら販売されていて、人気もあるようです。
速くなるように改造したりと、反則じみたことをよく考えました。
大人になっても好奇心が沸くのですが、子供の頃と決定的に違うことがあります。
子供の頃になかなか親に買ってもらえなくて、工夫して触れ合っていた感覚と、大人になってある程度お金を出せばそれを飛び越えてしまうという違い。
例えば、タイヤのシャフトとシャーシが触れ合う部分に、ボールベアリングの緩衝材を使うと摩擦抵抗が少なく、タイヤが回転するのですが、市販されているものは500円ほどします。
子供にとってこの目に見えない部分に500円かけるのは、最高に贅沢なので一般的には手を出せる代物ではないのです。
だから工夫してお金をかけずに摩擦抵抗を減らすことを考えるのですが、大人になればそれが必要であれば、購入して解決してしまいます。
時間というものの価値に重きをおくようになるのです。
こういったことを考えると、寂しくなります。
時間は大切だけど、ものに頼らず試行錯誤することの大切さも分かるからです。
今回子供と一緒に遊ぶために用意したのですが、昨今の環境からすると工夫してなんとかするという状況が減ってきていると感じるので、子供の頃くらいは少しでも考えて工夫して解決するということをやってもらいたいと思います。
今やスマホひとつで、昔は時間がかかっていたことでも瞬時にできてしまう時代です。
だからこそ利用方法だけに長けるのではなく、それを利用する意味や必要性とする意義を考えた上で利用するようになってもらいたいです。
こうやってブログを更新するのも、昔は足を運んで伝えていたことを、瞬時に不特定多数の人に伝えることができるけど、できるだけ実際に会って話した感覚と相違がないようにしようと心掛けています。
正直便利になればなるほど、表現方法は自由になりすぎますからね。
役者さんのように男前を演じることもできるわけです。。。
実際も男前ですから、演じる必要はありませんが。
そう、こういった発言が怖いんですよ。
ミニ四駆から発展的に改めて考えてみたのでした。