ご縁があり、長いあいだ福崎町内でお仕事をさせていただいています。
何度もこの土地に訪れているのですが、観光というものはしたことがなく、ふと仕事の合間にどこか行ってみようと思いました。
「ガジロウ」という福崎町のゆるキャラ。
夜のJR福崎駅でひとりで将棋を指している像があります。
初めて暗がりで気づいたときは、ひとりではっとしてしまいました。
結構リアルなフォルムで全然ゆるくないのです。
もともとかわいらしいカッパのキャラクターがいるのですが、PR力に欠けるということで、このガジロウが誕生したということです。
そしてこのイカツさが功を奏して、観光客の人数は増えているということです。
そんなガジロウが辻川山公園で見られるという情報を得ました。
その公園には池があり、そこにガジロウが現れるということでしたが。。。
!?池の水位が低いせいか、ほぼ見えて。。。
こ、これは、醒める。。。
アカン、この中途半端な感じが一番辛い。
そして、ブクブクブクと水泡で水面が乱れはじめると、ガジロウが子河童と一緒に出てきました。
もう少し池の水位と濁りがほしい!
町内ではガジロウについて批判的な声もあるみたいですが、こうやって人が訪れるきっかけになっているのは確かなので、目的としては成功だと思います。
民間でやるとガジロウもそんなにインパクトないのかもしれませんが、公的にやるとその効果は絶大ですね。
「怖い怖いも好きのうち」というように、まさにそういうことだと思います。
ガジロウとは、福崎町出身の民族学者「柳田國男さん」の著書「故郷七十年」にでてくる河童をモチーフにしているということです。