先週連日で上棟がありました。
神奈川県と兵庫県、関東と関西で連日でした。
おもしろいのは、関東では上棟式をほとんど行わないということです。
関西では全てではありませんが、略式の上棟祝をします。
木造建築の過半に大工さんが携わるわけですから、大工さんとお施主さんが直接顔を合わすということはとても大切なことだと考えています。
どのような人が住むのかということを知るか知らないかでは、間違いなく作業も違ってくると思います。
そこに住む人の思いというものが、少しでも分かれば自然と力が沸いてくるでしょう。
ということもあり、関東でも上棟式を行いました。
そして上棟といえば、建物が一気にその存在を現す時です。
それまで紙面で描かれていたものが、現実に目の前に建ちあがります。
お施主さんにとっても、我々建築の人間にとっても、見ごたえのある工程です。
年内もあとわずかですが、上棟を見ていると気が引き締まる思いです。