今週末にとある物件のプレゼンテーションがあるので、なんとか模型を間に合わさなければなりません。
予定していたアルバイトの人が急遽来れなくなり、
他の業務でいっぱいいっぱいの
ホトちゃんだけではとても間に合いそうにないので、
久々に私も模型製作のお手伝いをさせていただきました。
昔はよく自分で建築模型を作りましたが、最近は時間がなく
スタッフや手馴れたアルバイトの人にお願いしていました。
最近の私はといえば、作ってくれた模型の出来栄えを見て、
ここもうちょっと何とかならんの?
などと偉そうに、文句を付けていました。。。
実に嫌な奴です。
今回は、2階建ての住宅の模型です。
2階建ての建物の模型で精神力を削られる
部分のひとつとして階段があります。
「よし!本当の階段というもの見せてやろう!」
とホトちゃんに啖呵を切りました。
全てのパーツの縮尺を合わせた精巧な模型ではない場合、
スチレンボードというものを切って組み立てます。
扱うボードの厚みによって実寸との誤差調整をしなくてはなりません。
まずはその作業を、私の精密な計算により迅速に処理します。
次は、その割り出した寸法の通りに
私の精密な動きによりボードを切ります。
そして最後は、切り出したパーツの組み立てです。
これも私の精密かつ繊細な手捌きで遂行します。
ようやく完成!
この階段を既に作り終えている建物の中に組み込みます。
ホトちゃんが言いました。
「その階段寸法合わなかったらどうします?」
いたずらな笑みを浮かべて挑発的な奴です。
私は憎たらしいホトちゃんにはっきり言いました。
「この階段が納まらんかったら、階段以外の全てを壊して階段に合わせる。」と。
これが男の覚悟です。格好いい。
さあ階段を建物内に納めます。。。
見事に寸分違わず納まりました。
それを目の当たりにした、憎たらしいホトちゃんは言いました。
「恐れ入りました。。。」
まだまだ若いもんには負けん!
清清しく模型製作作業を終えました。
しかし、他の仕事が。。。
でも久しぶりに楽しかったです。