今日事務所に封書が届きました。
養父市の社会福祉法人かるべの郷福祉会からでした。
新しく建った建物のロゴと看板をデザインさせていただいたお礼でした。
この建物は、約10ヶ月前に設計コンペを行った建物です。
設計事務所5社のプランのうち、1つが採用されるというものでした。
残念ながらグランデザインの案は採用されませんでしたが、
不思議と悔しさとかはなく清清しい気分でした。
それは、このプランを通して新しい建築空間の概念を見出せたからでした。
実現はしませんでしたが、あの建物ほんまえーよなーという声も周りの建築関係者からいただけたので、
とても満足です。
どこかでこの建築概念を取り入れる時がくると思います。
本コンペで見事に採用されたのは、神戸の川添純一郎設計事務所さんです。
それに加えて、イレギュラーにグランデザインが提案したプランに描いていたロゴのみが採用されるということになったのです。
しかしながら違う設計事務所がロゴと看板のデザインをするというのは、水を差すようでとても申し訳ない気持ちでした。
それに建物の印象を損なわないようにというプレッシャーもあります。
ですが電話で川添さんとお話したところ快くロゴと看板を任せてくださいました。
先日、無事この建物もオープンしました。
とても素晴らしい建物です。
樹木が大きく白いフラットな屋根を支えているようです。
雪がよく降る地域なので、軒が深いというのはとてもいいです。
軒を持ち出すために樹木の枝のように見える方杖で支えられています。
高さと建物の幅のバランスもよくとてもキレイです。
このキレイな建物に満足のいくロゴと看板を添えられて
嬉しく思います。
送られていた封書の中にパンフレットと記念品のボールペンがありました。
どちらにもデザインしたロゴと文字が記されてあります。
とても描き心地のよいボールペン。
このいただいたボールペンでまた新しいものを生み出せたらと思います。