ここ数年テレビをほぼ見なくなりました。
仕事でほとんど家にいないことと、見たいと思う番組がないからです。。。
若い頃はよく見ていたのに、めっきりです。
見るのはNHKの興味を引く番組くらい。。。
しかし民放で唯一、録画してまで見ている番組があります。
テレビ大阪「やすとものドコいこ!?」
女性ターゲットのようですが。。。
毎週ゲストの芸人さんと、海原やすよ・ともこさんが、
買い物をするという設定だけの番組です。
ほんとに買い物するだけなのですが、
その買い物がなんか楽しそうで、なんかおもしろい感じがとてもいいです。
海原姉妹の自然体な感じと、主婦目線なコメントと、
芸人さんとの日常会話のような掛け合いが、
なんか楽におもしろく見れます。
これも人柄のなせる技なんでしょうね。
この「なんか」おもしろい、「なんか」楽しい、
この「なんか」というのがいいですね。
無理やり建築につなげるようですが、
「なんか」落ち着くとか、「なんか」美しいという感覚が建築空間にもあります。
その反対で「なんか」違和感を感じるとか、「なんか」ごちゃごちゃしているなど、
悪い印象を与える場合もあります。
「なんか」いい空間を造るためには、「なんか」いいものを使えばいいという訳ではなく、
その空間の広さや高さの寸法、素材など、意図して意味を持って設計する必要があります。
そうしてようやく「なんか」いい、というところに達するのだと思います。
見た目に奇抜な部分や分かりやすいテイストは、「なんか」ではなく、凄いなーとなり曖昧な表現ではなくなります。
曖昧な感覚の集積の上に、奥ゆかしい建築となるのだと思います。
建築生涯勉強です。
こういった感覚を、「やすとものどこいこ!?」が教えてくれます。
建築関係者は必見!?です(笑)