グラナダの最高の見どころは、アルハンブラ宮殿です。
現存する宮殿は概ね14世紀に建築されました。
住宅街路地、道路、広場など、この街の様々なところから見ることができます。
丘の上にそびえるこの宮殿は軍事、住宅、学校など様々な用途として機能した城塞都市と言ったほうが適切かもしれません。
そして、イスラム建築の最高傑作と言われるだけあって、緻密な装飾で彩られた建築はたいへん美しい建築です。
この丘の上に隣接してヘネラリフェ離宮という王族のための夏の避暑地もあります。
イスラムの天国をイメージしたここの空間は落ち着き、癒される場所でした。
両建築とも世界遺産に指定されていて、名実ともにスペインにおけるイスラム建築の代表作であります。
その中でもアルハンブラ宮殿にあるムカルナスと呼ばれる鍾乳石飾りの天井装飾は圧巻です。
これを見て、後にスペインに多くの天才的な芸術家が誕生したきっかけ、
そしてスペインという国の文化の深さを知りました。
レコンキスタ(キリスト教国によるイベリア半島再征服活動)で最後の砦となったグラナダ王国。
1492年にイベリア半島最後のイスラム王朝が滅び、大航海時代の幕開けとなるのです。
当時のムスリムの思い、激動の時代を今でも感じられるような、奥ゆかしさ溢れる建築です。
<ミルトルのパティオ>
<獅子のパティオ(私が訪れた時は獅子の像はありませんでした・・・)>
<ムカルナス>
<宮殿内部からアルバイシンの町並みを望む>
<ヘネラリフェ離宮>
<カルロス5世宮>
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