紀元前300年~紀元前30年のプトレマイオス朝の時代に建築されたフィラエ神殿。
この神殿もまた、アブシンベル神殿と同様に、アスワン・ハイ・ダムの建設により、水没しかけた神殿です。
元のフィラエ島からアギルキア島に移築されました。
移築後島の形もフィラエ島のに似せたと言われています。
そもそもフィラエ島とは、イシス女神がホルス神を産んだ場所とされていました。
ホルス神はハヤブサの頭を持つ天空の神で、ファラオはそのホルス神の地上での姿だと伝えられています。
このフィラエ神殿の建つ島には、ボートに乗って行かなくてはなりません。
ボートで島に近づいていくと、神殿が見えてきます。
本当に保存状態が良い美しい神殿です。
エジプトは実際に歴史の長さを感じることのできる素敵な場所です。
エジプト神話を少し知っておくとより興味深くいろんなものを見れると思います。
例えば、天の川はイシスが持っていた小麦の穂から白い粉がおちたものという話や、病気の治療や儀式的なものも彼女が始めたのだと言われています。
神戸市長田区に本店を構える「Oisis(オイシス)」というパン等の食品メーカーの社名の由来もイシスに関係しているのか調べてみました。
<オイシスホームページから抜粋>
21世紀の食卓を豊かにしたいという願いを込めて命名しました。
その由来は、企業ポリシーの中の5つのキーワード。
Originality(独創性)
Improvement(品質向上)
Safety(安全性)
Impression(おいしい感動)
Satisfaction(満足)
この5つのうちどれか1つが欠けても、オイシスとは言えないのです。
全く関係ないようですね。
もしかしたら身近にイシスの恩恵を受けているかもしれませんよ。。。
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