つい先日、神戸のとあるところに建築中のお家が上棟しました。
スキップフロアのお家です。
北側斜線の影響で、建物の半分の高さを低くしたことによって、スキップフロアになりました。
そのお陰で、下がっている部分の天井の高さがいつもより、低い!!
梁の下で2.1mです。
建築基準法の居室の天井高さの最低寸法キープです。
個人的には後15cmほど、下げたいところですが、前述の規定と、お施主さんの身長も高いので・・・。
床梁の高さが違うことも、普段の構造検討よりは少し複雑ですが、この建物の一番の難所は屋根の梁の組み方でした。
屋根は登梁で構成されていますが、寄棟屋根部分の組み方を検討するのに苦労しました。
登隅木に対して、勾配のついた梁や、水平梁が結合されています。
プレカット屋さんが、「う~ん・・・現場合わせですね~。」というと、
工務店の監督さんが、「えっ」と言います。
なんとか、一箇所を除いて全てプレカットで対応してもらえました。
とても綺麗です・・・。
仕上げで隠れてしまう梁も多くあるので、木架構の美しさを味わえるのは、この上棟の日が一番です。
いや~実にもったいない
きょ~れつに挟まれています。
あの真ん中の木は皆に押さえ込まれて、苦しいのでしょうか?
それとも、皆に頼られて幸せでしょうか?
ボクはどちらでもない気がします。
ただ自分の役割を果たしているだけだ[emoji:e-2][emoji:e-2]という男気(木)を感じます・・・。
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