続いて竹小舞に土を塗りつけていきます。
まずは荒壁塗りです。
数ヶ月寝かした土・砂・スサ(藁の葉、茎、穂)を混ぜて発酵させたものを使います。
配合や寝かす期間は土の質や気温、湿度によって異なります。
いい匂いではありませんが、発酵してるよという匂いです。
さあ、この土を使って、塗りに挑戦です
三木の家でバスキアさんとKさんに教えてもらったことを思い出しながら塗りました。
・・・全然進歩ナシでした・・・。
やはり、一朝一夕ではうまくいきません。
デッコボコになりながら、それを修正しようとしたら、土が付いてきて空洞ができたり、収拾がつきません・・・。
最後は左官屋さんが全て直してくれました。
飢饉の時にはこの壁を食べていたこともあるそうです。
全て自然のものだから食べることができます。
<ビフォーアフター風に>
「なんということでしょう」
「この壁はお腹がすいたら、食べれるようになっているではありませんか。」
「食べ終わったら、また土壁を造ることもできます。」
「大空間を造ろうと思えば、壁を食べて広げることもできます。」
「これこそ、食と空間の融合。」
「農耕民族ならではの発想です。」
と、いろいろしている間に側で建てていた建物が無事上棟しました。
別にほったらかしにしている訳ではありません。
この物件は同僚のI君の担当なのです。
だからI君の分まで、体験しておきました。
最後に記念撮影を1枚。
研修で来ていた学生さん(下右)とその友人(下左)、I君(上左)、私(上中)、社長(上右)です。
遠くを眺めて撮ろうという提案がありましたが、綺麗に無視しておきました。