高松からの帰りは、瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)で帰ることにしました。
ご存知のとおり本州と四国を結ぶ主要道路は3本あります。
●神戸市と徳島県鳴戸市を結ぶ、神戸淡路鳴戸自動車道。(通称:明石海峡大橋)
●岡山県と香川県坂出市を結ぶ、瀬戸中央自動車道。(通称:瀬戸大橋)
●広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、西瀬戸自動車道。(通称:瀬戸内しまなみ海道)
まだ明石海峡大橋が完成する以前、土木工学を勉強していた学生の頃、この本州と四国を結ぶ3大プロジェクトについて教授が熱く語っていたのを思い出しました。
改めて思うと、教授が熱く語る理由も納得できます。
瀬戸内しまなみ海道は行ったことがないので分かりませんが、明石海峡大橋と瀬戸大橋はとても素晴らしいです。
<瀬戸大橋とボク>
特に吊り橋の部分がいいです。必要とされる構造がそのまま意匠となっています。構造デザインというのでしょうか
自然な力の流れを考えると、曲線は自然的な曲線に近付き、直線的なものの配置もとても落ち着いた配置になる、そんな気がします。
今までに見た建物の中で曲線がごく自然に表現されていると感じたのは、コロニアグエル教会(ガウディ作)です。
直線的な自然の力の流れを感じられたのは、兵庫県小野市にある浄土寺浄土堂です。
前者は石の構造体で、後者は木の構造体です。
石の構造の場合はアーチを形成して力を分散するのに対して、木は仕口(部材と部材を接合している箇所)によって力を伝達していきます。
本当にどちらも、見えるはずのない力のエネルギーが、見えるようです。
もし機会があれば、行ってみてください。きっと素晴らしいと感じるはずです。
話がそれましたが、ボクは明石海峡大橋が一番好きです。
<明石海峡大橋概要>
建設費:約5000億円
愛称:パールブリッジ (誰も呼んでいない・・・。)
全長:3911m
最大支間長:1991m (世界最長。設計は1990mだったけど、工事中の阪神淡路大震災の影響で地盤がずれて1m伸びました。)
主塔高さ:298.3m (ケーブルを支えている塔。東京タワーに次ぐ高さだそうです。)
メインケーブル:直径112.2cm (ケーブル1本につき290本のストランドで構成。そのストランドは127本のワイヤーで構成。すなわち、ケーブル1本につき36830本のワイヤーを使用。)
使用されているワイヤーは約30万kmにおよび、地球を7週半する長さです。
<明石海峡大橋>
カッコイイですね~。ロマンですね~。
もし、もう1本橋を架けるとしたら、うどん橋というのはどうでしょう
ワイヤーに代わって、うどんを使用します。
次回、夢のうどん橋お楽しみに