前回の続き・・・
何に芝生を巻きつけてボールにするのか・・・。
プラスチック樹脂は高価なので、発砲スチロールを使用することになりました。
東急ハンズに発砲スチロールの塊40cm角を買いに行き、それを球体に削り出すことにしました。
やはり、芝生を土の状態で丸く発砲スチロールに巻きつけるのは困難なので、人工土壌マットを使用することになりました。
人工土壌マットはグロダン社(デンマーク)のロックウール(石綿)を使うことにしました。石綿の安全性も保証されたものです。
人工土壌マットも最初は本当に芽が出てくるのか不安でしたが、実験の結果見事に芽が出て芝が育ちました。
目分量で発砲スチロールを削りながら、少し離れて形を確認して、また少し削って・・・だんだん丸くなっていきます。
友達もその傍らで、人工土壌マットに芝の種を仕込んでいました。
すごい量なので、友達はかなり病んだ感じで種を仕込んでました。
植物の種をそんな感じで仕込んでいるのを見ると、芽が出そうにないように思えて不安なほどでした。
何かに取り付かれたように種を植えていました・・・。
そんな感じで作業は夜暗くなるまで続き、ようやく完成!!!
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<芝の種1キロと、人工土壌マットと、発砲スチロール球>
後は芝が覆い茂って、発砲スチロールの球に巻きつけるだけです。
芝を栽培し始めて5日目、人工土壌マットから芽が吹き出しました!!
それと同時に病んだ友達にも変化が表れました。
作業のように毎日水やりしていた彼が、だんだんと母親のようになっていったのです。
これには驚きでした。生命は生命を助けるということが実証された瞬間でした。
彼が「ナメクジは植物に悪いからな~。」と言いながら取り除いている姿を見ると、熱いものが込み上げてきます。
「そう、今その取り除かれているナメクジが前の君だったんだよ・・・。」と、そんなことを思いながら(笑)。
しかし、もう時間がありません。それなのに、芽が思いのほか成長しません。
友達が叫びました!「ドーピングや!ドーピングしかない!!」
ドーピングとは、植物の栄養剤のことです。
「いや~それを使って、もし刺激が強すぎて枯れてしまったら、もう間にあわへんやん・・・。」
と、ネガティブなボクに対して、いつの間にかポジティブになった彼が、言いました。
「その時はその時や!!」・・・典型的なポジティブマンの言葉です・・・。
その結果・・・みごとに成功!!
芝生が爆発的に成長しました!!!
あとは発砲スチロールの球に巻きつけるだけ・・・
苦労しながらようやく完成しましたドラゴンボール!いや、G5ボール!!!
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通りすがりの人の目を奪うこの美しさ!!
後は最終決戦を待つだけです!
次回、最終決戦ドラゴンボール!いや、G5ボール!!です。