先日、とある邸宅の浴室リノベーション工事が完了しました。
浴室リノベーションといっても、単なるリノベーションではありません。
もともとの浴室、洗面、トイレを1室にまとめた、日本の住宅では、あまり見慣れないお部屋です。
ホテルでは、よくありますし、海外では普通です。
私が住んでいたバルセロナの部屋も、全てがまとまった部屋でした。
お施主さんのご要望から、デザインを考え、ヨーロッパのテイストを加味しながらも、オリジナルにこだわった空間です。
スペインからタイルを取り寄せ、浴槽周りは曲線の階段、全体的に落ち着きのある風合いで、おさめました。
木造の2階ということもあり、かなり気を遣いましたが、工事関係者の方々の丁寧な施工により、思った通りの素晴らしい空間が仕上がりました。
このお家は、ほんとに素晴らしい邸宅で、築年数はそこそこ経っていますが、綺麗に住まわれていて、建物を愛されていることがすぐに分かりました。
そんなお家の一室を、任せていただいて、かなりのプレッシャーもありましたが、胸を張れるものができました。
このような素敵な浴室ですが、いつもながら我々は、利用することができないのが、なんとももどかしいです。。。
この浴室で、身も心も温めていただければ、幸いであります。