スペイン建築研修2

スペインといえば、やっぱりスペイン料理!

 

 

タパス、ピンチョス、パエリヤそしてお酒!

 

今回も、バルをハシゴしまくりました。

 

その土地の感覚を知るには、食事と酒が一番です。

 

スペイン人は、日本と違って、一件のお店で、長居しないんです。

 

数杯飲んで、軽く食べて、次の店へみたいな感じで、ふら~っと、顔見知りのお店の人と喋りにきている感じですね。

 

皆、気さくだけど、他人に合わせようとしない。

 

そんな文化だから、カウンターに料理が並んでいて、さっと選んで喋ってお構いなく店を出る。

 

 

そもそも飲食店といえど、日本とは本質的に、求められるものが違うのです。

 

日本でも、近年では、立ち飲みの店が増えましたが、やはり場所をしっかり考えないと、うまくいかないのです。

 

スペインでは、繁華街以外でも、カウンターで立ち話しながら、お酒を楽しんでいますし、腰を据えてという感じは少ないですね。

 

料理の味付けは、ほとんどが濃い目で、熱々のものはほぼ無いです。

 

これもサクッと少量食べるのに、丁度いいです。

 

繰り返し過ぎると太りますが。。。

 

その店に来るお客さんを十分に想定して、無理のない店舗とすることの重要性がわかります。

 

ただ、食文化は多様化していく傾向にあるので、何かに特化したお店の場合は、その店の独自のスタイルを貫くほうが、より差別化を図れるとも思います。

 

ただ、その領域は、大衆酒場ではなく、レストランの部類に入るのだろうと感じました。

 

大衆酒場の領域で特化するには、ということが、更に深く考えるべき要素かなと思いました。
なぜこの店は内装も普通なのに、お客が多くくるのかとか、洗練されているように見えるけど、お客が少ないなど、自国ではない場所では、新鮮に考えることができます。

 

 

我々は、飲食店経営者ではないので、クライアントの意向に沿えばいいのかもしれませんが、そうしたことを考えて建築に投影しないと、活きたものにならないのです。

 

そんな真面目なことを書きながらも、実のところお酒を飲み過ぎて、酔っ払っているのですが。笑

 

今回得た感覚が、今後の店舗設計に、更に活かされると実感しました。