クリード チャンプを継ぐ男

仕事の合間に、ロッキーのスピンオフ映画「クリード チャンプを継ぐ男」見ました!

 

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ロッキーは小学生の時から何回も繰り返し見ているほど好きで、今までの人生でものすごく影響を受けた映画のひとつです。

 

やるのか、やらないのか?できるのか?できないのか?乗り越えられるか、乗り越えられないか?
人生には覚悟を持って挑まないといけない局面があります。

 

私の場合、いままで最大の局面は某一流企業を辞めて、建築の道を一から進むかどうかという時でした。
給料も申し分ないくらい貰っていましたし、仕事に対しての不満も特にありませんでした。
職場の仲間も素晴らしい人ばかりで恵まれた環境でした。
そのままここで働いていれば高い確率で不具合のない人生を送ることができるとも感じていました。
そうありながらも、ただ何か明確ではない空虚感だけは常にありました。

 

そんな中「ガウディ」の本を読み一気に空虚感が満たされて、むしろ溢れ出すほどに感情が高ぶりました。
建築という道に転向するかどうか?
25歳のときです。
スタートも周りに比べて遅いし、建築という業種を全く知らない当時の私にとって、その時の待遇を全て捨てて一からやり直すには、恐怖もありましたし、将来への不安もありました。
映画ロッキーの中で「恐怖を炎に変えろ」という台詞があります。
←この台詞を昔友人の励ましのために教えたことがありますが、キモイと言われたことがあります。。。

 

ロッキーの映画では、自分自身に打ち勝つためのシーンがいくつもあります。
自分自身に打ち勝つには、嫁さんの支え、両親の支え、仲間の励ましもあり、それが何よりの力になります。
当然映画の影響だけではありません。
ですがこの映画がなければまた違った自分であったことは間違いありません。

 

「クリード チャンプを継ぐ男」は、
ロッキーバルボアのように、貧民街のゴロツキから脱却するためにハングリーさを持って自分に打ち勝ち、世界チャンピオンになるというような極端な話ではありませんが、
ロッキーのスピリットを継承しつつも、現代における空虚感からの脱却という新しいテーマがあるように感じ新鮮に観ることができました。

 

この映画の予告がされた時は正直安っぽい感じの映画なんやろなと思っていましたが、
いやいや見ごたえ十分過ぎるほど、満足しました。
演出や音楽など、きちんと今の時代性を取り入れて、うまく進化させていて新鮮な気持ちで観賞できました。

 

ロッキー初回作からのおなじみ、フィラデルフィア美術館のロッキーステップからの眺望が今回の映画でも出てきますが、
そのシーンを観てまた昔の純粋に何かに向かっていたときの気持ちを思い起こしました。

 

完全にロッキーのスピンオフなので、ロッキーを観ていない人はこの作品を観ても物足りないと思いますが、
ロッキーを観たことがある人は、観たら新たな満足感が得られると思います。

 

 

カテゴリー : 映画

投 稿 日 : 2016年1月21日