設計打ち合わせでお施主さんと最も意思疎通をしやすい資料は、
建物を3次元で表現するパースではないでしょうか。
建築図面は2次元で表現しますが、やはり見慣れていないと
その内容を理解することは困難です。
我々は平面図だけでもおおよその立体的な空間を見ることができます。
それに断面図や展開図などを加えて全ての要素を明確にしていきます。
最近ではCGで表現することも安易になりましたが、
シンプルでメリハリがある空間ではそれもいいかもしれません。
仕上がりきらさない空間の場合はCGでは表現が難しいです。
この物件のご要望は、仕上がらないように仕上げるというもの。
あくまでイメージを言葉にしたようなものですが、とても難しい。。。
手描きのパースで、こんな感じこんな感じと話をしながら、
最終的に図面で表現するのがいいかな?と考えています。
ラフなパースとはいえ、なかなか時間がかかるので、
タフな作業でございます。
最近では年のせいか、鉛筆を持つ手が震えることがあります。
昔はフリーハンドで真っ直ぐの線をそれなりに長く描けたのですが、
途中で手先の力のバランスが崩れるような感覚があります。
定規を使わないと辛くなりました。。。
あと目もすぐに疲れます。
まさに満身創痍!
パースを描くたびに生命エネルギーを大きく燃焼させているようです。
そしてそのエネルギーを補うように、
毎週「やすとものどこいこ!?」を観ています。
スケッチパース→やすとも→打ち合わせ→スケッチ・・・・
この物件に対する「やすとも」の影響は多大なものです。
新築されたら毎週家族全員で「やすとものどこいこ!?」観てください。